戦略系コンサルティングファームに転職する際に知っておくべきこと

コノミン編集部

戦略系コンサルティングファームへの転職を考えている方に向けて、そもそもの戦略系コンサルティングファームの定義から仕事内容や年収・昇進イメージ、主なファーム一覧、そして転職するために知っておきたいおすすめの転職エージェントや転職サイト、評価される経験やスキル、採用フローまでを徹底解説します。

戦略系コンサルティングファームとは?

「コンサルティングファーム」と聞いて何を思い浮かべますか。ロジカルに経営分析をし、美しいスライドを作ってプレゼンする、というイメージでしょうか。

一口にコンサルティングファームといっても、様々な種類があります。分類の一例としては、

・戦略系コンサルティングファーム

・総合系コンサルティングファーム

・シンクタンク・リサーチ系コンサルティングファーム

・IT系コンサルティングファーム

・会計事務所(監査法人)系コンサルティングファーム

・組織・人材系コンサルティングファーム

などがあります。その中でも戦略系コンサルティングファームはより上流工程(将来のトレンドや傾向に基づいての企業の長期的なビジョンの設定や5年10年単位での企業の経営計画の策定)に関わり、コンサルティングファーム全体の中でも極めてハイキャリアな人が多い「花形」的な位置付けです。

戦略系コンサルティングファームの典型的なイメージとしてはまさにこの上流の上流にある企業戦略や事業戦略のコンサルティングが挙げられます。しかし、近年はより実行フェーズまで入り込んでコンサルティングを行うファームも多いため、戦略系コンサルティングファームの中でもさらに種類が分かれます。ここでは、戦略系コンサルを「戦略系」「計画系」「実行系」と細分化してみます。

「戦略系」のファーム

現在の世の中のトレンドがこうなっているので、5年後10年後こうなりましょう、というのを提案するのが「戦略系」ファームのイメージです。未来を予測し、その上で構造転換の話などまで考えた上で企業が取るべき最適な戦略を考えなければならず、最上流に位置する仕事のため、ここに憧れる人が多いのも事実です。マッキンゼーなどが得意としている領域であり、この純粋な意味での戦略系に位置する戦略系コンサルティングファームはマッキンゼーしかないという人も多いほどです。

「計画系」のファーム

「計画系」ファームは、戦略系よりさらに具体的な領域も担当します。5年間の中期経営計画を策定した上で、それを実際に達成していくために具体的にどのようなことをしていくのかまで考えていくのが計画系にあたるでしょう。

「実行系」のファーム

「実行系」ファームは、戦略提案に加えて現場へも深く入り込みます。事業再生系のコンサルティングなどに多くみられますが、実際に企業の中に人材を送り込み、組織を変えたり、新しい枠組みの具体化までを支援するのが特徴です。クライアント先に常駐することもあるため、戦略系と比べて非常に泥臭い部分が多い仕事になります。

戦略系コンサルティングファームとその他コンサルティングファームとの違いは?

ここまで戦略系コンサルティングファームをさらに細分化して考えてみましたが、大きい枠組みでの戦略系コンサルティングファームとその他(機能系コンサルティングファーム)の違いをあげると、「やるべきことが決まっている」のがその他機能系、「何をやるのかを決めなきゃいけない」のが戦略系とも言えるでしょう。何をやるのかを決めた上で、どこまで関わるかという部分で細分化されます。

戦略系コンサルティングファームの仕事

さきほど述べた通り、戦略系コンサルティングファームの仕事を一言で説明すると「経営層に向けて、マクロ情勢を踏まえたあるべき経営方針を示す」ことといえます。

そこに至るまでの具体的な業務内容は、

・案件獲得に至るまでの営業

・案件進行(リサーチ、プラン作成)

・顧客への報告、フィードバック(通常は実務担当を交えた定例の報告会など)

・提案の最終納品(経営陣を交えた最終報告会+提案資料の納品)

などが挙げられます。クライアント先への営業や最終報告のとりまとめは、基本的にシニアマネージャー以上が担当するのが一般的です。若手コンサルタントはマネージャーが率いるチームの一員として、提案づくりに必要なリサーチや資料作成に追われることになります。

戦略系コンサルティングファームの年収イメージとキャリアパス

戦略系コンサルティングファームの年収や昇進イメージは各企業で異なり、職位の呼び方も企業によって違います。(例:プリンシパルやパートナー、マネージングディレクターやシニアマネージングディレクター)

今回は、一例としてざっくりとしたイメージを紹介します。

戦略系コンサルティングファームの職位と年収

戦略系コンサルティングファームの職位と年収イメージは以下の通りです。上から下に向かって職位が上がっていきます。

・新卒(第二新卒含む):年収500万円〜600万円

・アソシエイト:年収600万円〜800万円

・アソシエイトディレクター:年収800万円〜1,000万円

・ディレクター:年収1,000万円〜1,500万円

・シニアディレクター(SD):年収1,500万円〜2,000万円

・マネージングディレクター(MD):年収2,000万円〜3,000万円。

・その先が執行役員クラス(パートナーやプリンシパルなど)です。

戦略系コンサルティングファームのキャリアパス

こちらも一例ですが、新卒入社から早ければ1〜2年でアソシエイトに昇進します。もし20代中盤〜後半の社員がアソシエイトとして転職した場合は、成果を出してかなりのスピードで昇進できれば、7〜10年で年収1,500万円クラスのシニアディレクターに到達します。具体的には2〜3年ペースで各役職を経験していくイメージです。

主な戦略系コンサルティングファーム一覧

主な戦略系コンサルティングファームを一覧でご紹介します。有名ファームから知る人ぞ知るファームまでまとめました。

マッキンゼー・アンド・カンパニー

・設立年:1926年

・本拠地:アメリカ(シカゴ)

・拠点数:66カ国132拠点

・従業員数:約30,000名(グローバル)

言わずと知れた、世界を代表する戦略系コンサルティングファームの雄です。戦略の最上流工程に関わり「純粋な戦略系コンサルはマッキンゼーしかない」という人すらいます。近年はデザインファーム「Lunar」を買収するなどデザインや企画にも力を入れており、論理的思考だけでなく右脳的な要素も必要されます。グローバル色の強さも特色で、仕事の進め方も日本語・英語の資料を同時並行で作るようなイメージです。したがって新卒入社の学生は帰国子女が多いようです。また、他の戦略系ファームと比べてもより人当たりが良く、コミュニケーション能力が高めな人が多い印象です。

ボストン コンサルティング グループ

・設立年:1963年

・本拠地:アメリカ(ボストン)

・拠点数:50カ国90拠点以上

・従業員数:約18,500名(グローバル)

マッキンゼーと並ぶ世界を代表するコンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ。通称BCGです。近年はデジタル特化した組織「BCG Digital Ventures」を立ち上げるなど実行支援を含めたデジタル領域にも力を入れています。そのこともあってか採用人数を急激に増やしており、純粋な戦略に注力するというよりも「BCGブランド」をボリュームで売っていくイメージが強くなっているようです。にもかかわらずクオリティを維持できているのは、共通の価値観やフレームワークを備えて教育をしっかりしていく体制があるためかもしれません。組織風土は「チャラチャラしている」と言われがちなマッキンゼーと対象的に、学者肌の真面目な人が多いと言われます。一方で、転職市場では「BCGは危険」という話もちらほら。数字が読めず紙(=PPT)が書けるだけ・・・、という評価も聞かれます。

ベイン・アンド・カンパニー

・設立年:1973年

・本拠地:アメリカ(ボストン)

・拠点数:36カ国57拠点

・従業員数:8,000名(グローバル)

ベイン・アンド・カンパニーはBCGから派生したファームです。マッキンゼー、BCGと比べて知名度は一歩譲るものの、グローバルではそれらと並んで「MBB」と称される戦略系コンサルティングファームです。日本オフィスは人数も少ないこともあってか名前を聞くことは多くありませんが、近年は少数精鋭ぶりから「戦略業務に打ち込める」と東大生や京大生に人気で、高学歴社員が多数在籍するようです。ファームの名前はもとより、同社のシニアパートナーらが設立したPEファンドのベイン・キャピタルの方を聞くことが多いかもいれません。

ローランド・ベルガー

・設立年:1967年

・本拠地:ドイツ(ミュンヘン)

・拠点数:34カ国49拠点

・従業員数:2,400名(グローバル)

ドイツに本拠地があるファーム。その出自もあってか、自動車・製造業に強みを持っています。ファームの名前とともに激務が連想されるファームでもあります。多忙さは事実のようで、一人で複数案件を回していても、上から「やれ」と言われたら案件が降ってくるようです。常駐案件も多く、肉体系・体育会系の印象です。

A.T.カーニー

・設立年:1926年

・本拠地:アメリカ(シカゴ)

・拠点数:世界40カ国、約60拠点

・従業員数:3,600名以上(グローバル)

マッキンゼーと並ぶ老舗ファームの一角です。日本法人は日系大手企業を対象とした案件が多く、日本代表の岸田雅裕氏がパルコ出身ということもあってか小売業界に強いイメージがあります。得意分野は上述のローランド・ベルガーと近い立ち位置です。カルチャーは外資系らしさが強いようです。A.T.カーニーの出身者には、ミスミグループ前会長でカインズ社長を務める高家正行氏、ラクスル創業者の松本恭攝氏、初代バチェラーの久保裕丈氏などがいます。

アーサー・D・リトル

・設立年:1886年

・本拠地:アメリカ(ボストン)

・拠点数: 世界29カ国、40拠点

・従業員数:約1,000名(グローバル)

19世紀末にアーサー・D・リトル博士が設立した世界最古のコンサルティングファームで、通称はADLです。BCGの創始者であるブルース・ヘンダーソンもADL出身です。国内のプレゼンスは決して高くありませんが、製造業や研究開発に強いイメージです。理系出身者やメーカー出身者が多く、新卒採用がほぼ全員が理系院生であることも珍しくありません。カルチャー的には毛色は多少違いますが、学者肌の人が多い点はBCGに近いといえそうです。

経営共創基盤(IGPI)

・設立年:2007年

・本拠地:日本(東京)

・拠点数:4カ国4拠点

・従業員数:単体約220名、連結約5,200名

産業再生機構の元COO冨山和彦氏が創業した日系のコンサルティングファームです。実行支援寄りで、ブティックファームに分類されることもあります。事業経営に強く、東北のバス事業やベンチャー投資などが有名です。支援方針はPEファンドのようにも見えますが、短期での回収というより人材を投入しての長期的なバリューアップが強い印象です。平均年収年収は他と比べると低く、ビジョンとハンズオンのやりがいに惹かれた人が入社する印象です。冨山氏に心酔している社員も多いようです。

ドリームインキュベータ

・設立年:2000年(活動開始)

・本拠地:日本(東京)

・拠点数:5カ国5拠点(コンサル事業を実施する関連会社含む)

・従業員数:548名(連結)

BCGの日本法人代表だった堀紘一氏が2000年に設立した戦略特化のファームです。戦略コンサルティング部門とインキュベーション部門を持ち、ベンチャー投資も行う珍しいタイプのコンサルといえます。コンサル部門は大企業向けの新規事業など、大規模かつビジョン寄りの戦略案件を得意としています。新卒は東大出身者がほとんどですが、中途は金融、メーカー、商社など幅広いバックグラウンドを持つ社員が多いようです。

コーポレイト・ディレクション

・設立年:1986年

・本拠地:日本(東京)

・拠点数:4カ国4拠点(コンサル事業を実施する関連会社含む)

・従業員数:75名(グループ全体)

BCGのコンサルタントが複数名で設立した国内独立系コンサルティングファームで、通称はCDI。成り立ちはドリームインキュベータと似ています。経営共創基盤(IGPI)の冨山氏も設立に関わっています。組織規模が小さいこともあり、社員はなかなか見ないし話も聞かない印象です。新卒社員は京大や早慶など高学歴が揃っています。

アリックスパートナーズ

・設立年:1981年

・本拠地:アメリカ(ニューヨーク)

・拠点数:12カ国25拠点

・従業員数:1,700名超(グローバル)

アメリカのデトロイトで創業した、知る人ぞ知るコンサルティングファームです。事業再生に強みを持ち、この領域のコンサルティングファームとしては世界トップクラスの実力を誇ります。企業に請求する月額報酬はマッキンゼーより高いとも。日本でも、ライブドアや日本航空(JAL)の再建支援で知名度が向上しました。PEファンド向けのコンサルも実施しています。社員はマチュアな人材を集めているため、40代以上のミドル層が多いようです。経営陣に「この意思決定は間違っている」と断言することもままあり、グローバルで事例を共有しているのも特徴的です。

フロンティア・マネジメント

・設立年:2007年

・本拠地:日本(東京)

・拠点数:3カ国5拠点

・従業員数:165名(グループ連結)

同じく事業再生に強い日系コンサルティングファームです。

戦略、M&A、事業再生のすべてを手がけるファームとして唯一無二ではありますが、カバー範囲が広いがために器用貧乏な印象を持たれることもあります。会計系コンサルティングファームから戦略系コンサルティングファームに転職する場合は、フロンティア・マネジメントかIGPIが多いようです。業界では珍しい上場企業でもあります。(他にはDIなどが上場しています。)

フィールドマネージメント

・設立年:2009年

・本拠地:日本(東京)

・拠点数:1カ国1拠点(本社のみ)

・従業員数:約40名

2009年にマッキンゼー出身の並木裕太氏が設立したコンサルティングファームです。やっていることはフロンティア・マネジメントに近い印象です。泥臭いことも手がけ、言いにくいことも言い切るファームとして知られています。他ファームを兼務している社員もおり、業務委託的に関わっている人が多いようです。

戦略系コンサルティングファームに転職するには

戦略系コンサルティングファームへの主な転職ルート

戦略系コンサルティングファームに転職するルートとしては、

・転職エージェント経由で応募

・転職サイトの求人から応募

・企業の募集フォームから応募

・友人、知人の紹介で応募

などが挙げられます。サポート体制の面では、転職エージェントを利用するのが最も安心感があります。戦略系コンサルティングファームの選考は以下に紹介するような「ケース面接」などの対策が必要です。エージェントを利用すると面接の過去問を提供してくれたり、次回の面接担当者の情報を共有してくれたりと、対策を支援してくれる場合があるのです。

未経験者からの転職の場合は、ビズリーチ経由でエージェントと接点を持つことが多いようです。コンサル業界経験者の場合は、アンテロープ、コトラ、ムービンなどのエージェントサービスに直接登録する人が多いようです。

また、少人数のファームの場合はエージェントを介さずに転職サイトの求人だけを掲載している場合があります。エージェント利用に加えて、ビズリーチの求人掲載ページや、若手向けだとAMBIやNewspicksの「ジョブオファー」欄をこまめにチェックするといいでしょう。

戦略系コンサルティングファームへの転職の際に評価される経験やスキル、ポイント

新卒・中途を問わずどのファームでも評価される資質は3つで、「地頭」「コミュニケーション能力」そしてハードワークに耐えうる「心身のタフネス」です。

1つ目の「地頭」は言わずもがな、頭の回転の速さや論理的思考力を指します。選考においては筆記試験やケース面接などで測られます。

2つ目の「コミュニケーション能力」は、対話を通じて必要な情報や課題を引き出すために不可欠な能力です。コンサルというと知力重視のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実際の業務の中では顧客へのヒアリングやリサーチのためのインタビューなど、対人コミュニケーションがものをいう場面が多々あります。クライアント先に入り込む実行支援が増えている昨今は、よりコミュニケーションが重視されるでしょう。地頭の良さが前提ではありますが、人当たりの良さを重視する面接官が想像以上に多いことは知っておきましょう。

3つ目の「タフネス」については、深夜残業の激務をイメージするかもしれません。しかし、コンサルにおける「ハードワーク」はそれだけではありません。実際には肉体的な負担(時間的な拘束)と精神面の負担の両面が存在します。「渾身の提案があっさりと却下される」「プロジェクトを進めたいのに顧客都合で進められない」など、メンタルの柔軟性や忍耐強さも求められるのです。

中途の場合は職歴も評価の対象となります。前職が事業会社の場合は、自分が専門知識を持つ領域が上記で紹介したファームの得意分野とマッチするとより有利に選考を進められるでしょう。また、業務特性上、同じような資質を求められる投資銀行(IBD)出身者も適性を評価される可能性が高いです。

戦略系コンサルティングファームに転職するために伝えたい自己PRや志望動機

戦略系コンサルティングファームの入社理由としては「個人の能力を高めたい」「将来経営者になりたい」「年収を高めたい」「業界を限定せずいろんなことやりたい」などが挙げられます。他業界に比べ、戦略系コンサルティングファームでは志望動機を強く問われることはありません。その背景は、やはり地頭重視の選考基準でしょう。

自己PRにおいては、先に挙げた「地頭」「コミュニケーション能力」「心身のタフネス」に加えて、クイックレスポンスを心がけるといいでしょう。これはコンサルタントの働き方に準じています。優秀な戦略系コンサルタントは朝7時から夜2時くらいまで常に即レスです。土日も映画を観ている2時間以外は5分以内に連絡を返す人も多いのです。

戦略系コンサルティングファームを志望するならこの業界も必ず見ておけ!

戦略系コンサルティングファームを志望する方が併せて見ておくべき業界としては、

・他のコンサルティングファーム(総合系など実行支援寄り)

・M&Aアドバイザリー

・事業会社の新規事業担当

などです。他のコンサルティングファームは、自分の適性や興味が純粋な戦略にあるのか、それとも実行支援寄りにあるのかを見極めるためにも併願するとよいでしょう。対企業へのアドバイザリー業務、かつ個人の能力を高められるという軸ではM&Aアドバイザリーなどが当てはまります。経営陣に近い距離で事業の上流から携わる点では、事業会社の新規事業担当も近しいものがあるでしょう。

戦略系コンサルティングファームの中途採用フロー

戦略系コンサルティングファームの中途採用フローは以下の通りです。


書類審査(履歴書、職務経歴書)

適性検査(Webテストが中心)

ケース面接(3回〜最大10回に及ぶことも)

内定


選考の特徴は何といっても、面接の場で経営課題を想定した問答を行う「ケース面接」です。これは「日本の少子化を解決するためにどうすればいいか?」「○○業界の3番手であるA社の売上を向上するためには?」など、投げかけられた大枠の問いに対して自分なりの仮説を示していくものです。対策としては、市場規模などを概算するための「フェルミ推定」や経営戦略の定石をまとめた「フレームワーク」をすぐに使えるように身につけておくことが大切です。


戦略系コンサルティングファームの新卒採用フロー

新卒採用の場合は選考フロー中にジョブ(インターン)が加わるファームが大多数です。一般的な選考フローは以下の通りです。


書類審査(ES)

適性検査(オリジナル問題やGMAT等)

ケース面接(3〜4回)

ジョブ

内定


ファームによっては選考初期にグループワークや通常の面接が入る場合もあります。ポテンシャル採用のため、中途以上に地頭とコミュニケーション能力が問われることになります。

新卒で戦略系コンサルティングファームに入る魅力は、やはり若くして経営数字を見る勘所やハードスキルが身につくことでしょう。デメリットとしては、得意分野を自ら見つけなければならないことや、専門性を身につけにくいがゆえにキャリア選択を先延ばしにしてしまう側面があります。

戦略系コンサルから先のキャリア

最後に、戦略コンサルタントの転職先についても紹介します。前提として、現在の転職市場における戦略コンサルタントの市場価値は非常に高騰しています。在籍企業のブランドはもちろん、経営企画に携わった経験や高い実務能力が評価されるためです。

あくまで参考値ではありますが、戦略コンサルタントの転職先は4割ほどが他の戦略系コンサルティングファーム、4割が事業会社、2割がPEや起業などその他の進路という内訳です。事業会社は大企業からベンチャーまで様々ですが、最近は戦略系コンサル出身者がベンチャーのCXOとして参画する事例が増えています。

一方、ポストコンサルの行き先にしばしば挙がるPEファンドは、実際の転職先としてはまれなケースです。PEファンドは事業理解に加えて高度な金融知識が必要なので、どちらかといえばIBDや金融機関出身者が多数を占めているようです。

まとめ

ここまで、謎多き戦略系コンサルティングファームについてまとめてみました。

マクロ情勢を紐解きながら企業のあるべき姿を提言する戦略系コンサルの仕事には、待遇やネームバリュー以上に、知的好奇心を満たす面白みがあります。興味を持った方は、以下の転職サイトやエージェントに登録して情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

未経験者の場合:ビズリーチ

経験者の場合:アンテロープ、コトラ、ムービン

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